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健康情報 > 病気・症状別 > 貧血
 
貧血とは・・・

 貧血とは、血液中のヘモグロビンや赤血球が減少した状態のことで、皮膚が蒼白くなり疲れやすくなる。そして、息切れや心拍数の上昇があらわれ、集中力が持続しなくもなる。このような症状は、全身の酸素が不足することで引き起こされる。心拍数が上がるのは、心臓がより多くの血液を送り出そうとするためである。
 また、栄養素の不足による貧血もある。一般的には鉄(Fe)欠乏があるが、その他に葉酸(ホラシン)、ビタミンB12(コバラミン)の不足も原因となる。まれには、銅(Cu)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(トコフェノール)の不足も貧血を引き起こすことがある。

鉄の不足が酸素不足に

 鉄(Fe)の不足は貧血の原因のトップで、健康な若年女性の58%は鉄(Fe)が不足していると考えられる。若年女性は普段の生活で鉄(Fe)の摂取が少ない上に、月経で毎月約2.5mgの鉄(Fe)を失うためだ。また、中高生や更年期が近い女性にも鉄(Fe)不足は多くみられる。
 ヘモグロビンは鉄(Fe)を含むタンパク質なので、鉄(Fe)が不足すればヘモグロビンは減り、これで赤血球は酸素を十分に運ぶことができない。
 女性には鉄(Fe)の豊富な食品をもっと食べることが必要である。レバーはコレステロールが多いために敬遠されがちだが、貧血の女性はときどき食べた方がよいと思う。なぜなら、これほど消化されやすい鉄(Fe)を多く含む食品は、レバー以外にないからである。

鉄と銅は一緒に摂取

 鉄(Fe)を摂取する場合は、2mgの銅(Cu)も確保しよう。ヘモグロビンをつくるには、鉄(Fe)だけでなく銅(Cu)も必要だからである。体内の銅(Cu)バランスを維持するには1日1.6mgの銅(Cu)が必要だが、ほとんどの人はそれさえ確保していないのが現状である。ちなみに、貝類やえび、かに、ナッツ、果物、カキ、豆は銅を豊富に含んでいる。

悪性貧血とは

 ビタミンB12(コバラミン)の欠乏による貧血は悪性貧血と呼ばれる。ビタミンB12(コバラミン)はDNAの合成に必要なため、ビタミンB12(コバラミン)が欠乏すると細胞の新生が正常に行われず、赤血球の成熟が停止する。そして、赤血球は大きくなるが、機能をもたないことになる。
 悪性貧血の症状は、疲労のほか、舌の灼熱感、手足の刺痛やしびれ、食欲減退、いらいら、軽度の抑うつ、記憶減退、胃の鈍重感がある。現代人には、ビタミンB12(コバラミン)の吸収不良による悪性貧血が多い。
 年をとると、胃内因子と呼ばれる酵素が減り、ビタミンB12(コバラミン)が吸収されにくい状態にある。そして、ビタミンB12(コバラミン)の蓄えが底をつく。
 このため、生涯にわたってビタミンB12(コバラミン)を注射する必要がある人も多い。ベジタリアンなど、ビタミンB12(コバラミン)の摂取不足が原因の人は、ビタミンB12(コバラミン)のサプリメントか、6μgを満たす量の食事をとれば効果があらわれる。

葉酸(ホラシン)の摂取も大切

 葉酸(ホラシン)は、ビール酵母や葉野菜に多いビタミンB群の一種で、DNAの合成に必要である。葉酸(ホラシン)が不足すると赤血球は成熟しないまま巨大化して卵型になり、機能しなくなる。
 葉酸(ホラシン)は肝臓に蓄えられるが、ビタミンB12(コバラミン)とは違って備蓄は少ない。蓄えは2〜4ヶ月以内に尽きてしまうため、葉酸(ホラシン)欠乏症はビタミンB12(コバラミン)欠乏症より速やかにあらわれる。
 血液検査をすれば不足している栄養素がわかるので、不足している栄養素が何か調べることは大切である。ビタミンB12(コバラミン)欠乏症の患者に葉酸(ホラシン)を投与すると、欠乏症状が緩和されるが根本は解決しないので、ビタミンB12(コバラミン)不足による神経障害があわわれてしまう。
 葉酸(ホラシン)欠乏の人には、1日1000μgの葉酸(ホラシン)を摂取して、組織内の葉酸(ホラシン)濃度を正常値に戻す。また、妊婦は2000〜3000μgの葉酸(ホラシン)が必要だとされている。よい食事をとったとしても確保するのが難しい量である。
 高齢者や病気がちな人は、葉酸(ホラシン)を1日に400μgとれば血中葉酸(ホラシン)濃度が正常値で維持できるとの研究がある。多くのマルチビタミン・ミネラルサプリメントには、この量の葉酸(ホラシン)が配合されているので活用する価値はある。

ビタミン・ミネラル目標摂取量

栄養素 目標摂取量
銅(Cu) 2mg
葉酸(ホラシン) 1000μg
鉄(Fe) 200〜400mg
ビタミンB12(コバラミン) 6μg

注意

*1日400μg以上の葉酸(ホラシン)を摂取する場合は、医師に相談しましょう。
*1日18mg以上の鉄(Fe)を摂取する場合は、医師に相談しましょう。
*その他、持病のある方は必ず医師に相談してからサプリメントは摂取しましょう。
 
 
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