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  身体の仕組みについてはまだまだわかっていないことだらけです。しかし、これだけは真実だといって違いないのは、「身体は毎日食べているものから成り立っている。」ということです。したがって、オプティマムヘルス(最善の健康)をつくる第1歩は「栄養のバランス」ということになります。その「栄養のバランス」を考えるときに知っておく必要があるのが栄養素です。

栄養素の3グループ

身体を動かすための栄養素(カロリー)
1.炭水化物(糖質) 2.脂質
身体を動かすための栄養素のバランスは、非常に単純で食べ物から得られるカロリーが、その日身体を動かすために必要なエネルギーを満たしていれば大丈夫です。

身体をつくり、細胞の代謝を促す栄養素(栄養)
3.タンパク質 4.ビタミン 5.ミネラル 6.水
一番バランスが難しいのがこの項目です。蛋白質ですが、蛋白質を構成するには21種類のアミノ酸が必要です。その内、身体で合成できないものが8種類あり、必ず食べ物からとる必要があるため、これを「必須アミノ酸」と呼んでいます。そして、必須アミノ酸が程よく含まれている食品のことを良質で高蛋白な食品といいます。つまり、バランスよく食するとは、必須アミノ酸が身体の中に程よく取り入れられるような食べ方です。次にビタミン・ミネラルですが、生命を維持し、人間の成長にかかわる必須ビタミンは18種類、必須ミネラルは19種類あります。これらは必須微量栄養素または助酵素と呼ばれています。これは、身体の主原料である蛋白質を主酵素と呼ぶのに対しての物ですが、重要なのは代謝するときに蛋白質を助ける役目があるということです。これらのバランスで大切なことは、1つも欠かすことができないということです。栄養は「生命の鎖」と呼ばれ、単独で働くのではなく、互いに協力しあうチームとして働いています。また、ミネラルに関しては生体内での元素間の比率が理想的に保たれていることが必要です。例えば、カルシウムとマグネシウムでは2対1、カルシウムとリンは1対1、亜鉛と銅は8対1、またカルシウムを体内に吸収するにはビタミンD、鉄を吸収するには銅が身体にあることが必要です。

腸内環境を整え、身体の調整をする栄養素(補栄養)
7.食物繊維
食物繊維のバランスについては、正式な見解があるわけではありませんが、脂肪分が多い食事、加工食品、外食などが多い方は摂取量を増やすべきです。

 これまでの日本的なカロリー栄養学とは異なります。1つ目は三大栄養素から七大栄養素となっています。三大栄養素(炭水化物・脂質・蛋白質)でよかった時代は、これらで20代男性で2500kcal、女性で2300kcalをこの3つでまんべんなくカバーできれば、その他の微量栄養素(ビタミン・ミネラル)は、充分に摂取できるとたれてきました。しかし、現在の食生活は「カロリー過多」の「微量栄養素不足」に陥っています。

 2つ目は、蛋白質をカロリー源ではなく、栄養にしたことです。日常生活の中で、蛋白質が熱エネルギーに全く転換されないわけではないのですが、元々の役目は、身体の主建築材料だからです。人間の身体は、65〜75%が水分だと言われていますが、それ以外はほとんど蛋白質を主原料として構成されています。また、最新の生理栄養学でも蛋白質は「身体を作る側の栄養素」としています。

 3つ目は、食物繊維を栄養素としているところです。これまでは、食物繊維は生体内では消化・吸収されず、そのまま排泄されてしまうので、何も得るところがないとして栄養素とは考えられていませんでした。しかし、最近になり、その働きが注目され、食生活でこれを適切に摂取することが望ましいことがわかったきました。
 
 
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