今週、AWS Summit Tokyo 2013 が開催されました。個人的には参加できませんでしたが、参加された方とランチがご一緒でき、お話を伺っていて、ここ数年続いている AWS の勢いが以前より増している感じを受けました。
AWS は、Amazon が提供するクラウドサービスで、
- キューサービス(Amazon Simple Queue Service)
- 仮想サーバ(Amazon Elastic Compute Cloud)
- ストレージ(Amazon Simple Storage Service)
- DB(Amazon Relational Database Service)
など、多数のサービスが提供されています。
大きなメリットとして、
- 料金は使用分のみ
- スケーラブル
- 定期的な料金改定でコストが下がる
などがあり、資金が少ないスタートアップ企業や Web サービスが利用している事例が多くありましたが、昨年辺りから日本でも大手企業の採用が相次ぎ、徐々にエンタープライズへ軸足が移っている感じがあります。
AWS の採用が多いことで勢いが感じられますが、さらに AWS を使用していると開発スピードの速さにも驚かされます。月にいくつもの機能追加、年にいくつものサービス追加が行われています。その開発スピードがどうやって生まれているのかが、一番気になっている点ではありました。
4つ上げられており、
- 議論のゴールが常に明確
- プレスリリース作成にも表れる独自の製品開発プロセス
- 「2枚のピザ」で足りるチーム構成
- API重視の開発
この4つの中で、プレスリリースの作成が開発前に行うこで製品の魅力や問題解決を明確にしている点に驚きました。確かに言われている通りで、開発している段階でいろいろなアイデアが生まれてくることもあり、リリースを遅らせる原因になることもあります。初めに目的が明確になっていると、開発作業は明確になります。他にもいろいろと秘密はあるんでしょうが、簡単に取り入れられそうなことがわかったのはよかったです。
「ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛」を読んでなかったので、読んでみましたが、議論のゴールが常に明確、2枚のピザは載っていましたので、気になる方は一度読んでみてはいかがでしょうか。
(電子書籍版は日経BPストアのみで販売されています。)