WWDC 2013 雑感


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今年の WWDC 2013 のチケットも70秒程で売れてしまったそうで、人気はやはりすごいものがありますね。また、直前にストリーミング配信のアナウンスがあり、何か大きな発表があるのではないかと推測されました。もう既にいろいろなサイトで紹介されているので、気になったところをピックアップしていこうと思います。

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今回は経営陣の大きな組織変更があってから初のキーノートで、どんな雰囲気で行われるのか興味がありました。その中で、OS X と iOS 担当のクレイグ・フェデリギさんがとても話もわかりやすく、ユーモアに溢れ、ご本人も本当に楽しんで話されていることが伝わってきたので、本当にいいプレゼンテーションでした。そして、全体を通してスティーブ・ジョブズ体制から、ティム・クック体制へ大きく変わり、雰囲気もよく今後、アウトプットされる製品やサービスにアップルらしさ・・・保守的な製品ではなく革新的な、攻めの製品が出てくるのではないかと感じました。

iOS 7

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フラットデザイン、シンプルアイコンへと大きな変革が起きる iOS 7 は、女性にとても受け入れられそうな感じを受けました。プレゼンを見ていて、気になったのは、CPU を使用する、つまりバッテリーを使用する方向へ進んでいるように思われるので、A7チップ?と iOS 7 の組み合わせではバッテリーライフは解決済みなのでしょうね。見た目はチープに見える部分もありますが、実際に触れてみないとわからないので、秋のアップデートが楽しみです。

OS X Mavericks

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今回からコードネームがカリフォルニアの地名へと変更され今後、大きな変革へ向けての第一歩の始まりではないでしょうか。特に注目できるのが Timer Coalescing と Compressed Memory の2つでした。Timer Coalescing は、CPU の使用をできるだけまとめることで、アイドル時間を増やす機能です。また、Timer Coalescing は、使用中のメモリで利用率の低いものを圧縮することで、スワップを低減する機能です。どちらも結果として、バッテリーライフを伸ばす機能であり、OS X は効率的に電力を使用して処理できる方向へ進んでいるようです。

Mac Pro

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攻めの製品としては完全新設計の Mac Pro で、ご存知の方は多いでしょうか、ネット上では魔法瓶?花瓶?ゴミ箱?など、もう既にいろいろと話題になっています。外側にマザーボード、内側に下から上に向けて空気が流れるようになっていて、熱が篭らないようになっています。バルミューダ JetClean を思い出していました。年末にどういった形で製品が出てくるのか楽しみです。個人的には購入できる金額でもないので、見て楽しむだけですが・・・

MacBook Air

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デザイン変更はなく、CPU が Haswell マイクロアーキテクチャへ変更となりました。既存の OS でもバッテリーライフが大きく伸びたことで今後、OS X Mavericks と組み合わせることで、バッテリーライフはさらに伸びることになると思います。バッテリーライフが伸びると、ハードウェアの設計でも、軽量化、Retina 化など選択肢が増えるので、数年以内に大きなハードウェア変更があるのではないでしょうか。

今回の WWDC 2013 では、秋の OS X、iOS 中心に紹介され、経営陣の雰囲気のよさも伝わってきたので、また来年以降の楽しみも湧きました。個人的には、MacBook Air mid 2011 を使用していて、今回は買い替えをスルーしましたが、秋の OS X アップデートでバッテリーライフの伸びに注目したいと思います。

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