GitHub創設者が語る@京都へ参加してきました


GitHub創設者が語る@京都

昨日は、「GitHub創設者が語る”立ち上げから利用者300万人までの軌跡”」へ参加してきました。チケット完売で会場も満員で、すごいいい雰囲気でした。会場には早く着いたので、喫茶店でコーヒー飲んでいましたが、COO の PJ Hyett さんと CIO の Scott Chacon さんがお食事されていました。食事中だったので声かけられずw

プレゼンの流れは下記のようでした。

  • これまで手がけた Web サービスについて
  • Ruby との出会い
  • Web コンサルタント Err Free 設立
  • Ruby ブログ ERR THE BLOG をスタート
  • Ruby Meetup との出会い
  • GitHub のアイデアを固める
  • Logical Awasome 設立
  • Office 0.1
  • 家族向け写真共有 famspam スタート
  • GitHub プロダクトの開発スタート
  • EngineYard がスポンサーに
  • 招待制でスタート
  • 初日に Ruby On Rails が登録
  • 初めての社員 Scott Chacon さん
  • 1年目で Err Free と同じぐらいの給与に
  • 2年目で オフィス開設 Office 1.0
  • 3ヶ月に1度のスタッフ集会 Summit
  • オフィス移転 Office 2.0
  • オフィス内紹介
  • Q&A

印象的だったところをまとめていこうと思います。

まずは、気の合うメンバーでサービスを作っていくべきだと仰っていました。見ず知らずのプログラマで物凄い能力を持っていても、気の合うメンバーでなければ、そのサービスは失敗しやすく、気の合うメンバーでサービスを作っていって下さいとアドバイスされていました。

GitHub が成功した背景のひとつに Ruby コミュニティとの繋がりが大きく、ERR THE BLOG で Ruby コミュニティ内で話題となり、そこから GitHub の創業メンバー、EngineYard との繋がり、そして、GitHub スタート時の Ruby On Rails の登録など節目節目で、Ruby コミュニティで繋がっているようです。気の合うメンバーがそこにたくさんいたことが大きいと思います。

現在は社員も採用されており、この気の合うメンバーというのは非常に重要になってくるかと思われます。GitHub の開発スタイルは、オープンソースの開発スタイルそのもので、追加したい機能を気の合うメンバーで作っていき、リリースするという形になっています。使われない機能はどうなるかというと、ソースから削除されていき、いいものだけが残るということになっています。また、経営陣からもどういった機能が追加されるかはわからないと仰っていました。

オフィスが開設されたのが創業2年目で、それまではカフェで作業されていたそうです。オフィス開設したのは、カフェを占拠してしまうからだそうですw社員のほとんどは、オンラインで作業しており、時間、場所などの拘束はまったくありません。

しかし、社員数が増えてくると、問題になるのがコミュニケーションです。現在、GitHub はサンフランシスコにオフィスを構えていますが、ほとんどの社員がサンフランシスコ外におり、コミュニケーションの問題が発生するので、3ヶ月に1度は Summit と呼ばれる社員同士の集まりがあり、一緒に遊んだりして交流を深めているそうです。その交流から新しいアイデアやメンバーが繋がって行くようになっているそうです。

ここまでフラットな組織だと、給与面がどうなっているか不思議になってきます。最近までは、CEO から一般社員まで同額だったそうです。現在は、シニアプログラマも増えてきているので、前職の給与を考慮した額 + $5,000 になっているそうです。定期昇給は、5%ずつアップしているとのことでした。それにしても、シンプルな給与体系です。

組織も試行錯誤されて現在の形になってきているので、今後も大きく変わっていくと思われますが、プログラマといてはとても働きやすい環境ではないでしょうか。

貴重なお話が聞けて楽しい時間を過ごすことができました。

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