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オプティマムヘルス

1970年代から医学が進歩すれば病気がなくなると考えられてきました。しかし、現在の医療費は29兆円(平成9年厚生省)、国民一人当りにすると約 23万円にまで増加してきました。また、医療費の額は国家予算の3分の1でもあります。ところが、病気(生活習慣病)は減ることがなく、現在も増加傾向に あります。どうして、医学が進歩したのに病気(生活習慣病)は減らないのでしょうか?少し歴史を振り返ってみましょう。

現代医学のはじまり

19世紀終わりにフランスの学者パスツールは「病気は菌が原因で起こる。その菌を殺す薬さえあれば、人間は健康でいられる。」と名言しました。現代医学 は、ここから始まり、菌を殺すこと、病気の原因を取り去ったり抑えたりという症状対処型の医学が発展してきました。その結果、多くの病気の治療法も見つか り、その恩恵を受けているのは確かです。しかし、現在の問題になっている、ガン・脳卒中・高血圧・糖尿病・アレルギー症などは、菌ではなく、病気そのもの が自分の身体にあります。そのため、むやみに取り除いたりすることができないのです。つまり、身体のバランスが崩れたことが表面上に表れた信号だと考えれ ば、その信号、つまり症状を抑えたところで、病気の根本原因は解決していないのです。

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