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ビタミンB6(ピリドキシン)

特徴

蛋白質を分解・代謝し、アミノ酸をつくる働きがある

体内での働き

  • アミノ酸、蛋白質の合成、分解に関与する酵素に必要
  • アミノ酸の窒素を外して供給
  • エネルギー生産に関与
  • セロトニン、ヒスタミン、タウリンなど活性アミンの合成に働く
  • 神経伝達物質カテコルアミン、GABA合成に働く
  • リノール酸、リノレン酸の代謝に働く
  • DNA、RNAの合成と細胞増殖に必要
  • ヘモグロビン合成に働く
  • 血液凝固に関与
  • 膜を構成するホスファチジルエタノールアミンの合成に関与
  • 胃の塩酸生成に必要
  • トリプトファンの正常代謝で、有害なホモシステインの生成抑制
  • 抗体産生に働き、正常な免疫機能を維持
  • グリコーゲンからブドウ糖転換に関与
  • 筋肉活動、血糖維持に必要
  • ナトリウムとカリウムのバランス調整に関与

こんな方に

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むくみ

むくみとは・・・

むくみとは体に余分な水分がたまることで、原因には食品アレルギー・心臓病や腎臓病、薬(ホルモン剤etc)などがあります。また、女性の場合は月経が始まる前の7~10日間にホルモン濃度が変化するためむくみやすくなります。

塩とむくみ

塩(NaCl)は摂りすぎても不足しすぎてもむくみます。

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物忘れ

脳の働きをよくするビタミン・ミネラル

脳の中では、数千億個ものニュートロン(神経細胞)が互いに手を伸ばしてからみ合っている。神経細胞の中を伝わる信号が隣の細胞に伝わるには、ドーパミ ンやノエルピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質が必要だ。神経伝達物質がなければ、脳の中に蓄えられた記憶が呼び出せなくなってし まう。

記憶力の維持には栄養状態が重要

神経伝達物質がつくられるためには、ビタミン・ミネラルが必要である。記憶力の維持には、栄養状態が重要であるのだ。アメリカ人は十分な量の食事をとっ ているが、すべての人が正しい食生活を送っているわけではない。体に必要な栄養素の量は、所要量よりかなり多いと考える専門家もおり、所要量を満たしてい れば大丈夫とはいい切れない。
栄養たっぷりの食事をとっていても、体が栄養素を吸収していないこともある。高齢者の5人に1人は、ビタミンB12をうまく吸収していないとコロラド大 学健康科学センター医学部内科教授のサリー・ステイブラー医博はいう。十分な栄養がとれないうえに、吸収が低下しているのであれば、物忘れは避けられな い。

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月経困難症

月経困難症とは・・・

多くの女性は一生のある時期に月経トラブルを経験する。生理痛は、けいれん性の痛みとうっ血性の痛みに分けられる。
けいれん性の痛みはエストロゲンやプロゲステロン、プロスタグランジンが引き起こすことが知られている。この症状の女性に多いのは、子宮などの平滑筋を 収縮させるタイプのプロスタグランジンが多い。月経が近づくとプロスタグランジンが多くつくられ、悪心や便秘、下痢を伴うけいれんが起こる。しかし、年を とると改善される傾向がある。痛みが最もはげしいのは、10代や20代の女性で、出産後に生理痛がやわらぐことが多い。
うっ血性の痛みがみられる女性は、おなかがぱんぱんに張る状態や、むくむ、頭痛や乳房の痛みがあらわれやすい。乳製品などの特定の食品やアルコールをと ると、生理痛がはげしくなる場合がある。うっ血性の疼痛は年をとるほど悪化し、出産経験は関係なくあらわれる。
ある程度の生理痛は正常な現象だが、子宮内膜症などではげしい痛みがあらわれる場合もあるので、いつもと違う症状が出たときには必ず医師に相談することが大切である。

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月経前症候群

アメリカのある調査では、月経のある女性の50%が月経前症候群(PMS)を経験しているという。月経前症候群の症状が出るのは、遺伝的な要因、ストレ ス、アルコールやカフェインの量、運動量、年齢などが関係していると考えられている。年齢の要因については、30歳未満の女性よりも30~40歳の女性の 方が月経前症候群が多いことがわかっている。
ある研究者はビタミンやミネラルが月経前と月経中の気分を左右すると考えている。カルフォルニア州オプティマックス社では、「30代の女性に月経前症候 群が多いのは、この年代の女性は妊娠で体内の栄養が減っていることが原因だろう。」という。

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更年期障害

一般的に女性は48~52歳の間で閉経を迎えることになる。しかし、更年期の変化はこれより以前に始まり、40代、そしてときには30代後半から月経周期の変化があらわれ始め、月経の日数や量が変化したり、周期が乱れたりすることがある。

更年期障害に影響するものとは・・・

更年期に入ると卵巣でエストロゲンをつくる能力が徐々に下がるために、体調に影響が出る。そして、この体調の変化にも個人差がある。

ボストンにあるタフツ大学医学部では、「更年期に個人差があるのは、体内のエストロゲン濃度が急激に下がる人と下がらない人がいるためだ」という。東洋の女性は閉経前のエストロゲン濃度がもともと低いため、エストロゲン濃度が急激に変化することが少ないと見られている。また、多くの研究者が更年期の症状 には食事が大きく関係していると考えている。

カルフォルニア州ロスアルトスPMS・更年期セルフヘルプセンターでは、「女性の約20~30%では、更年期をすぎても少量のエストロゲンがつくられ る」という。つまり、閉経後も卵巣や副腎が少量のエストロゲンをつくりつづけることがあり、更年期の症状を和らげることがある。この量のエストロゲンでは 月経を起こす力はないが、更年期の症状は予防することはできる。しかし、なぜ一部の女性だけがエストロゲンをつくりつづけるかは、現在わかっていないので ある。

閉経後にエストロゲンをつくるのは、本人の意志ではどうしようもないが、更年期の症状を楽にできる対策は多くある。ロスアルトスPMS・更年期セルフヘ ルプセンターでは、「ストレスを減らし、カフェインを控えて定期的な運動をする人は、何もしない人よりも楽な更年期を迎えられる。そして、月経症候群など の重い生理痛を経験している人は、更年期にほてりなどの症状が出ることが多い。このような女性は生活上のストレスが多く、食事内容が悪く、ストレスへの対 処能力が低いことが上げられる。」という。これは、生活習慣と大きく関係していると考えられる。

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