「ミネラル」タグアーカイブ

カリウム(K)

特徴

ナトリウムと共に働き体内の水分バランスの調整を行う

体内での働き

  • 細胞内に30倍多く、神経インパルスを生じ筋肉の収縮を調整
  • 細胞代謝、酵素反応、アミノ酸からの筋蛋白質の形成を助ける
  • エネルギー生産酵素の活性化に働く
  • 肝臓、筋肉でグリコーゲン生成と肝でのグルコース転換に関与
  • ナトリウム、カルシウムと共に細胞膜電位を一定に保持する
  • リンと共同し脳に酸素を送り、カルシウムと協同し神経筋の活性を調整する
  • ナトリウムと共に心筋活動を正常に保ち、筋肉系に栄養を与える
  • 浸透圧、酸とアルカリのバランス調整に関与
  • ナトリウムによる血圧上昇に拮抗する
  • 副腎ホルモン生産に関与
  • インシュリン分泌など、ホルモン分泌を促進する
  • 血液不純物の腎臓からの排泄を助ける
  • 尿素合成に働く

こんな方に

  • 高血圧である
  • 肌荒れ
  • イライラする

続きを読む カリウム(K)

カルシウム(Ca)

特徴

吸収にはビタミンDが必要、またカルシウムとマグネシウムは2:1で摂ることが大切

体内での働き

  • 体内の99%のカルシウムはリンと共同して骨、歯を形成し維持する
  • 心筋リズムとすべての筋肉の収縮を調整する
  • 種々の膜の選択的透過性、流動性の維持に関与
  • 血液の浸透圧、酸とアルカリのバランスの調整に関与
  • 細胞の情報伝達に関与
  • ホルモン放出に関与
  • 刺激に対する神経系の過剰な反応を抑え、正常に保つ
  • 酵素の活性化に働く
  • 細胞内セメント物質の維持に働く
  • 細胞間の結合の維持に働く
  • 食細胞の貧食能を高め、アポトーシスを促す
  • 血液の凝固に働く
  • 水銀、鉛、カドミウム、ストロンチウムの骨への沈着を防ぐ
  • 乳汁生成を促す
  • ビタミンや鉄など一般的なミネラルの代謝を助ける

こんな方に

続きを読む カルシウム(Ca)

マグネシウム(Mg)

特徴

カルシウム、ビタミンCの代謝を促進するミネラル

体内での働き

  • 細胞内で糖質、アミノ酸代謝に関与する多くの酵素の活性化に働く
  • 血糖をエネルギーに転換するのに十分なマグネシウムが必要
  • 神経や筋肉細胞の電位を正常に維持し、その働きを助ける
  • 軸索膜の電気化学平衡を安定化する
  • 心臓の拍動に必要なカルシウム供給量を調整し、心筋のけいれんを防ぐ
  • トロンボキサンの放出を抑え、血栓形成を防ぐ
  • 浸透圧、酸とアルカリのバランス、体温調整に働く
  • ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンCの利用を助ける
  • カルシウム、カリウム、リン、ナトリウムの吸収と代謝を助ける
  • 骨細胞の正常代謝に働き、骨の強さと硬さ、歯の硬さを保つ
  • CAMPの生成に働き、副甲状腺ホルモン、パラソルモン分泌に関与
  • 小胞体、RNAやDNAのヘリックス構造安定化に必要
  • 脂肪利用を助ける
  • 脳脊髄の正常な働きに、肺組織と神経系の形成に重要
  • ミトコンドリアでエネルギー生産因子として、抗酸化的に働く

こんな方に

  • イライラする
  • けいれんをおこしやすい
  • 高血圧である

続きを読む マグネシウム(Mg)

鉄(Fe)

特徴

女性は男性の約2倍の鉄を使用し特に不足しがちな栄養素

体内での働き

  • 赤血球中のヘモグロビンの構成成分
  • 蛋白質と結合し、酵素や機能蛋白質として酸化還元に重要
  • シトクローム、鉄・硫黄蛋白は電子伝達系でエネルギー生産に関与
  • ミオグロビンは、筋肉中で酸素を供給し、エネルギー生産に関与
  • オキシダーゼ酵素は酸素を活性化する
  • ミエロペルオキシダーゼは白血球の細菌攻撃に必須
  • カタラーゼ、ペルオキシダーゼは抗酸化系の一環として働く
  • チロシナーゼはカテコラミン、セロトニン、GABA合成に関与
  • シトクロームP-450は酸化的触媒や分解反応に働く
  • 筋小胞体におけるカルシウム放出チャネルを活性化
  • 脂肪の合成、コレステロールの合成と分解、ミエリン形成に関与
  • 蛋白質合成、プリンやコラーゲンの形成に働く
  • 甲状腺ホルモンの合成に関与
  • カロチンからビタミンAの転換に働く
  • 正常な免疫能に必要で、病気やストレスに対し抵抗力を高める

こんな方に

  • だるい
  • 疲れやすい
  • 顔色が蒼白い
  • 朝起きにくい
  • 肩、首がこる
  • 動悸、息切れがする
  • 神経質になり、注意力が散漫で集中力、思考力が低下

続きを読む 鉄(Fe)