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ビタミンH(ビオチン)

特徴

腸内細菌からもつくりだされる数少ないビタミン

体内での働き

  • 4種類のカルボキシラーゼの補酵素となり、炭素の転移反応に働く
  • ピルビン酸からオキサロ酢酸生成に関与
  • 糖新生に関与
  • エネルギー生産に関与
  • 脂肪の合成、糖代謝、蛋白質を尿素に分解するのに関与
  • 分枝アミノ酸の代謝、脂肪酸の合成に働く
  • 葉酸の活性化、ビタミンB5、ビタミンB12利用に働く
  • 核酸成分のピリミジン合成に働く
  • 肝臓でコレステロール代謝に関与
  • 性ホルモン合成に働く
  • 亜鉛の欠乏症を緩和する
  • 骨、骨髄、汗腺、皮膚、神経組織、血球、髪色の健康維持に関与

こんな方に

  • 筋肉疲労を感じる方
  • 湿疹や皮膚炎などの方

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葉酸(ホラシン)

特徴

ビタミンB12と互いに働くため、一方が不足すると充分に作用しない

体内での働き

  • 赤血球の形成に必要なヘムの合成のための炭素基転移に働く
  • 1つの炭素基の転移により、アミノ酸代謝、DNA合成に働く
  • 細胞の新生、増殖に必須
  • ビタミンB12、ビタミンCと共に蛋白質の分解、合成に働く
  • メチオニン、コリンの生産に働く
  • 抗体産生に働く
  • 神経細胞の代謝と成長を助ける
  • 精神と情緒の健康を保つ
  • 脳の神経伝達物質の産生を促す
  • 胃液の分泌を促す
  • 消化器系の健康を助ける
  • 肝臓の働きを助ける
  • 皮膚の健康に必要
  • 胎児の発育に重要で、正常な発育を助け神経障害を防ぐ

こんな方に

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ビタミンC(アスコルビン酸)

特徴

さまざまな病気の予防などに役立つ注目のビタミン

体内での働き

  • コレーゲン生合成でプロリン、リジンの水酸化に働く
  • 強力な抗酸化作用を持ち、ビタミンEの働きを高める
  • 細胞、組織、神経系、歯、骨の生成と修復に働く
  • アミノ酸、糖、葉酸の代謝に関与
  • ホルモン合成(チロキシンなど)に関与
  • 毛細血管壁の形成と維持に働く
  • 出血傾向を改善する
  • プロスタグランジンの生成に関与
  • cAMP、cGMP生成に関与
  • カルチニン生成に働き、脂質の分解を促す
  • 神経伝達物質アドレナリンの生合成に働く
  • コーチゾル、オキシトシン、バゾプレッシンの生合成に働く
  • 鉄、銅、Caの吸収をよくする
  • ヘモグロビンの合成に働く
  • 解毒に働くチトクロームP-450の生成に関与
  • 抗ウィルス作用を持ちインターフェロン生成を促す
  • がんを防ぐ
  • 胃がんの原因になるニトロソアミンの形成を抑える
  • 白血球の働きを助ける
  • 造歯細胞の分裂を促進する

こんな方に

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ビタミンB12(コバラミン)

特徴

一度使われた葉酸を元に戻す働きがある

体内での働き

  • 代謝の早い細胞の血球、消化管上皮細胞、神経系に重要
  • ビタミンB12酵素がメチルマロニンCoAからスクシニルCoAを生成
  • 糖質、脂質、蛋白質の代謝を促す
  • 糖質の脂質への転換を促す
  • ビタミンB12酵素が葉酸と共同してメチル基転移に働く
  • ビタミンB12酵素が水素転移反応、水素運搬体として働く
  • 遺伝情報を伝えるDNA、RNAの合成、蛋白質の合成を助ける
  • 赤血球、白血球の生成に働き、悪性貧血を防ぐ
  • リン脂質合成に働く
  • 神経鞘のミエリン脂質を形成
  • 食物中の葉酸結合物から葉酸を離し、移動と貯蓄を助ける
  • 鉄やビタミンB5の働きを助け、葉酸の再利用やコリン生成を助ける
  • β-カロチンの吸収とビタミンAへの転換
  • ビタミンAの組織への配置を助ける
  • 組織の成長と修復
  • 骨髄の正常な機能に関与する
  • 睡眠と覚醒リズムに関与する
  • 精子形成に関与する

こんな方に

  • 食欲不振
  • 疲れやすい
  • 虚弱
  • 顔が蒼白い
  • 舌が赤くただれ痛む
  • 手足がしびれたり、痛んだりする

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ビタミンB6(ピリドキシン)

特徴

蛋白質を分解・代謝し、アミノ酸をつくる働きがある

体内での働き

  • アミノ酸、蛋白質の合成、分解に関与する酵素に必要
  • アミノ酸の窒素を外して供給
  • エネルギー生産に関与
  • セロトニン、ヒスタミン、タウリンなど活性アミンの合成に働く
  • 神経伝達物質カテコルアミン、GABA合成に働く
  • リノール酸、リノレン酸の代謝に働く
  • DNA、RNAの合成と細胞増殖に必要
  • ヘモグロビン合成に働く
  • 血液凝固に関与
  • 膜を構成するホスファチジルエタノールアミンの合成に関与
  • 胃の塩酸生成に必要
  • トリプトファンの正常代謝で、有害なホモシステインの生成抑制
  • 抗体産生に働き、正常な免疫機能を維持
  • グリコーゲンからブドウ糖転換に関与
  • 筋肉活動、血糖維持に必要
  • ナトリウムとカリウムのバランス調整に関与

こんな方に

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ビタミンB5(パントテン酸)

特徴

糖質・脂肪・蛋白質の代謝を助け、皮膚の栄養素とかかわりを持つ

体内での働き

  • アセチル基の転移、活性化に働く
  • CoAを構成し、活性酢酸を生成することでエネルギー生産に働く
  • 副腎を刺激して、コーチゾンや髄質ホルモンの生産を促す
  • ストレス状態に抵抗する身体能力を高める
  • 糖質、蛋白質、脂質の代謝に関与
  • 血糖値の調整に関与
  • 脂質の合成、分解と脂肪関連物質の合成、変換に働く
  • ポルフィリン合成、赤血球生産に働く
  • コレステロール、副腎皮質ホルモン、性ホルモン合成に働く
  • 神経組織、筋肉組織の生成に働く
  • 下垂体ホルモンの生産に働く
  • 自律神経伝達物質アセチルコリンの生産に働く
  • 結合組織、粘膜組織、ヒアルロン酸の生産に働く
  • 抗体産生に働く
  • 消化管の健康を保つ

こんな方に

  • 疲れやすい
  • 怒りっぽい
  • 昼間から居眠りする
  • 胃腸障害がある

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ビタミンB3(ナイアシン)

特徴

B郡の中で最も必要量が多いが、一部は体内でつくられる

体内での働き

  • 酸化還元と転移反応など500種類近い酵素の補酵素として働く
  • エネルギー生産で、素材から水素を集め電子伝達系に渡す
  • 糖質、脂質、蛋白質の代謝に必要
  • ADPリボース供与体(核蛋白修飾)として働く
  • 性ホルモン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンの合成に関与
  • 脂肪酸合成に働く
  • 細胞増殖に関与
  • 脳神経系の正常な働きを助ける
  • 血液循環をよくする
  • 血管拡張作用がある
  • 皮膚の機能を正常に保つ
  • 薬物代謝に関与
  • 脂肪組織の脂肪分解酵素の働きを低下させる

こんな方に

  • 疲れやすい
  • うつ状態になり、食欲がなく虚弱になる
  • めまいがし、身体のあちこちが痛む

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