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ビタミンB3(ナイアシン)

特徴

B郡の中で最も必要量が多いが、一部は体内でつくられる

体内での働き

  • 酸化還元と転移反応など500種類近い酵素の補酵素として働く
  • エネルギー生産で、素材から水素を集め電子伝達系に渡す
  • 糖質、脂質、蛋白質の代謝に必要
  • ADPリボース供与体(核蛋白修飾)として働く
  • 性ホルモン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンの合成に関与
  • 脂肪酸合成に働く
  • 細胞増殖に関与
  • 脳神経系の正常な働きを助ける
  • 血液循環をよくする
  • 血管拡張作用がある
  • 皮膚の機能を正常に保つ
  • 薬物代謝に関与
  • 脂肪組織の脂肪分解酵素の働きを低下させる

こんな方に

  • 疲れやすい
  • うつ状態になり、食欲がなく虚弱になる
  • めまいがし、身体のあちこちが痛む

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月経困難症

月経困難症とは・・・

多くの女性は一生のある時期に月経トラブルを経験する。生理痛は、けいれん性の痛みとうっ血性の痛みに分けられる。
けいれん性の痛みはエストロゲンやプロゲステロン、プロスタグランジンが引き起こすことが知られている。この症状の女性に多いのは、子宮などの平滑筋を 収縮させるタイプのプロスタグランジンが多い。月経が近づくとプロスタグランジンが多くつくられ、悪心や便秘、下痢を伴うけいれんが起こる。しかし、年を とると改善される傾向がある。痛みが最もはげしいのは、10代や20代の女性で、出産後に生理痛がやわらぐことが多い。
うっ血性の痛みがみられる女性は、おなかがぱんぱんに張る状態や、むくむ、頭痛や乳房の痛みがあらわれやすい。乳製品などの特定の食品やアルコールをと ると、生理痛がはげしくなる場合がある。うっ血性の疼痛は年をとるほど悪化し、出産経験は関係なくあらわれる。
ある程度の生理痛は正常な現象だが、子宮内膜症などではげしい痛みがあらわれる場合もあるので、いつもと違う症状が出たときには必ず医師に相談することが大切である。

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更年期障害

一般的に女性は48~52歳の間で閉経を迎えることになる。しかし、更年期の変化はこれより以前に始まり、40代、そしてときには30代後半から月経周期の変化があらわれ始め、月経の日数や量が変化したり、周期が乱れたりすることがある。

更年期障害に影響するものとは・・・

更年期に入ると卵巣でエストロゲンをつくる能力が徐々に下がるために、体調に影響が出る。そして、この体調の変化にも個人差がある。

ボストンにあるタフツ大学医学部では、「更年期に個人差があるのは、体内のエストロゲン濃度が急激に下がる人と下がらない人がいるためだ」という。東洋の女性は閉経前のエストロゲン濃度がもともと低いため、エストロゲン濃度が急激に変化することが少ないと見られている。また、多くの研究者が更年期の症状 には食事が大きく関係していると考えている。

カルフォルニア州ロスアルトスPMS・更年期セルフヘルプセンターでは、「女性の約20~30%では、更年期をすぎても少量のエストロゲンがつくられ る」という。つまり、閉経後も卵巣や副腎が少量のエストロゲンをつくりつづけることがあり、更年期の症状を和らげることがある。この量のエストロゲンでは 月経を起こす力はないが、更年期の症状は予防することはできる。しかし、なぜ一部の女性だけがエストロゲンをつくりつづけるかは、現在わかっていないので ある。

閉経後にエストロゲンをつくるのは、本人の意志ではどうしようもないが、更年期の症状を楽にできる対策は多くある。ロスアルトスPMS・更年期セルフヘ ルプセンターでは、「ストレスを減らし、カフェインを控えて定期的な運動をする人は、何もしない人よりも楽な更年期を迎えられる。そして、月経症候群など の重い生理痛を経験している人は、更年期にほてりなどの症状が出ることが多い。このような女性は生活上のストレスが多く、食事内容が悪く、ストレスへの対 処能力が低いことが上げられる。」という。これは、生活習慣と大きく関係していると考えられる。

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