「チアミン」タグアーカイブ

ビタミンB1(チアミン)

特徴

B郡は相助作用があるので、個々に摂ったときよりも一緒に摂った方か効果が大きい

体内での働き

  • エネルギー生産で、TCA回路のα-ケト酸の脱炭酸反応に働く
  • 五炭糖リン酸回路に働き、五炭糖や還元型NADPの供与に関与
  • 膜や神経伝達機能に働く
  • 細胞の成長と修復を促す
  • 神経組織、筋肉、心臓が正常に働くのに必要
  • 神経系の正常な働きに関与し、不足が精神状態に影響する
  • 食欲を正常に保ち、胃酸の分泌を高める消化酵素の吸収を助ける
  • 妊娠、発育、授乳に重要である

こんな方に

続きを読む ビタミンB1(チアミン)

物忘れ

脳の働きをよくするビタミン・ミネラル

脳の中では、数千億個ものニュートロン(神経細胞)が互いに手を伸ばしてからみ合っている。神経細胞の中を伝わる信号が隣の細胞に伝わるには、ドーパミ ンやノエルピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質が必要だ。神経伝達物質がなければ、脳の中に蓄えられた記憶が呼び出せなくなってし まう。

記憶力の維持には栄養状態が重要

神経伝達物質がつくられるためには、ビタミン・ミネラルが必要である。記憶力の維持には、栄養状態が重要であるのだ。アメリカ人は十分な量の食事をとっ ているが、すべての人が正しい食生活を送っているわけではない。体に必要な栄養素の量は、所要量よりかなり多いと考える専門家もおり、所要量を満たしてい れば大丈夫とはいい切れない。
栄養たっぷりの食事をとっていても、体が栄養素を吸収していないこともある。高齢者の5人に1人は、ビタミンB12をうまく吸収していないとコロラド大 学健康科学センター医学部内科教授のサリー・ステイブラー医博はいう。十分な栄養がとれないうえに、吸収が低下しているのであれば、物忘れは避けられな い。

続きを読む 物忘れ

更年期障害

一般的に女性は48~52歳の間で閉経を迎えることになる。しかし、更年期の変化はこれより以前に始まり、40代、そしてときには30代後半から月経周期の変化があらわれ始め、月経の日数や量が変化したり、周期が乱れたりすることがある。

更年期障害に影響するものとは・・・

更年期に入ると卵巣でエストロゲンをつくる能力が徐々に下がるために、体調に影響が出る。そして、この体調の変化にも個人差がある。

ボストンにあるタフツ大学医学部では、「更年期に個人差があるのは、体内のエストロゲン濃度が急激に下がる人と下がらない人がいるためだ」という。東洋の女性は閉経前のエストロゲン濃度がもともと低いため、エストロゲン濃度が急激に変化することが少ないと見られている。また、多くの研究者が更年期の症状 には食事が大きく関係していると考えている。

カルフォルニア州ロスアルトスPMS・更年期セルフヘルプセンターでは、「女性の約20~30%では、更年期をすぎても少量のエストロゲンがつくられ る」という。つまり、閉経後も卵巣や副腎が少量のエストロゲンをつくりつづけることがあり、更年期の症状を和らげることがある。この量のエストロゲンでは 月経を起こす力はないが、更年期の症状は予防することはできる。しかし、なぜ一部の女性だけがエストロゲンをつくりつづけるかは、現在わかっていないので ある。

閉経後にエストロゲンをつくるのは、本人の意志ではどうしようもないが、更年期の症状を楽にできる対策は多くある。ロスアルトスPMS・更年期セルフヘ ルプセンターでは、「ストレスを減らし、カフェインを控えて定期的な運動をする人は、何もしない人よりも楽な更年期を迎えられる。そして、月経症候群など の重い生理痛を経験している人は、更年期にほてりなどの症状が出ることが多い。このような女性は生活上のストレスが多く、食事内容が悪く、ストレスへの対 処能力が低いことが上げられる。」という。これは、生活習慣と大きく関係していると考えられる。

続きを読む 更年期障害