「症状別・病気別」カテゴリーアーカイブ

かぜ

かぜとは・・・

空気中には、サッカーボールの形をしたライノウィルスが入っている粒子が飛んでいる。これがついた指で鼻を触ったり、粒子を吸い込んだりすると、ウィル スが粘膜にとりつく。そして、食道から胃に落ちなかったウィルスは、のどの粘膜のなかでも守りの手薄な部分を見つけて細胞内に侵入して、細胞に自分のコ ピーをつくる。このコピー能力は高く、2~3時間に10万個以上のウィルスを作り出す。
がぜの治療が難しいのは、ウィルスが細胞の一部になってしまうためである。感染部分に白血球が押し寄せ、ウィルス細胞の破壊にとりかかる。この血液が押 し寄せるために、副鼻腔が腫れあがり、ウィルスを封じ込めるためにつくられる粘液が鼻水や咳の原因となる。
この期間は約7日間以上にわたるが、ビタミンCならこの期間を短縮でき、また予防にも役立つ。

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むくみ

むくみとは・・・

むくみとは体に余分な水分がたまることで、原因には食品アレルギー・心臓病や腎臓病、薬(ホルモン剤etc)などがあります。また、女性の場合は月経が始まる前の7~10日間にホルモン濃度が変化するためむくみやすくなります。

塩とむくみ

塩(NaCl)は摂りすぎても不足しすぎてもむくみます。

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下痢

下痢の原因はいろいろ・・・

下痢の原因は非常にたくさんある。1~2日の短期間に止まる場合は栄養素の不足を気にすることはない。  また、風邪で下痢になるのはウィルスや細菌感染によるもので、このときの下痢は数日から一週間程でよくなる。この場合の栄養素の不足は、体液、塩、マグ ネシウム(Ca)、カリウム(K)、カルシウム(Na)などの電解質である。
成人が2~3日の間、栄養素を吸収できなくても問題はないが、小児と高齢者になると話が別になる。子供や高齢者は、電解質や水分不足の影響を受けやす い。米国では子供が脱水症状が原因の下痢で毎年500~1000人命を落としている。セントラルフロリダ胃腸協会では、「幼児や高齢者で6~8時間、成人 で12時間以上にわたって下痢が続いた場合は、水分と電解質を補給する必要がる」と薦めている。また、のどの渇きや皮膚の乾燥、尿量の減少がみられる場合 や、皮膚をつまんだあとがしわになって残るほど皮膚の弾力性が落ちている場合にも水分補給が必要となる。

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疲労

カルフォルニア州ロスアルトスにあるPMS・更年期セルフヘルプセンター所長スーザン・M・ラーク医博によると、ある調査によれば、かかりつけの医者の 診察を受ける理由のトップは疲労だ。ストレス、うつ病、甲状腺疾患、貧血、食物アレルギーはすべて、慢性疲労があらわれる病気である。また、多くの女性は 月経前や更年期に疲労を覚えている。  ミネソタ州メイヨークリニック睡眠障害センター不眠プログラム部長ピーター・ハウリ博士によると、多くの人は睡眠不足である。4~5時間で睡眠が足りる 人は一部で、ほとんどの人は6~9時間の睡眠が必要である。  そして、疲労が半年以上続く場合、慢性疲労症候群の可能性もある。

鉄不足で疲労が引き起こされる

ラーク博士によれば、疲労の原因の多くは鉄欠乏性貧血であり、月経のある女性の20%が毎月の失血で貧血になっているとのことである。  貧血に至らない場合でも、軽度の鉄欠乏があるため、より多くの鉄を摂れば改善が期待できる。専門家レベルでは、1日12~15mgの鉄を摂るよう薦めて いる。鉄を豊富に含むものは動物性食品であるので、脂質の少ない肉やカキ、あさりを摂ろう。ほうれん草や豆類も鉄は豊富であるが、動物性食品に比べ吸収率 が落ちてしまう。また、75mg以上のビタミンCのサプリメントとともに鉄が豊富な野菜を摂取すると、鉄の吸収率は上がる。

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日焼け

紫外線と肌の関係

肌は日光と乾燥からストレスを受け、ダメージが年々蓄積されてきます。今はシミ・しわがないから大丈夫だと思っていると思います。早期に正しい知識を もってスキンケアをすれば老化を遅らせることは可能です。  日光に当り、肌が黒くなるのは強い日差しから身体を守ろうという自然な働きです。太陽の光には、人間が生きていくためには欠かせないものですが、人間に とって有害な紫外線も含まれています。  表皮の基底層細胞にはメラニンをつくるメラノサイト細胞があり、この細胞が紫外線を浴びるとメラニン色素で有害な紫外線から身体を守ろうとします。そし て、はだが黒くなればなるほど、メラニン色素が溜まった細胞がたくさんある状態となります。そして、紫外線を浴びなくなるとメラノサイト細胞はメラニンを つくるのやめ、皮膚のターンオーバ(新陳代謝)により、メラニンは自然と表皮へ押し出され、角質となって肌から剥がれ落ちていきます。  問題なのは、紫外線が肌を攻撃したときに、細胞を守ってくれるはずのメラニン色素が守りきれず、遺伝子を傷つけられてしまう場合があります。

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不眠

体内時計をリセットしてくれる栄養素

成人の約30%の人は寝つかれず、翌日に響く経験を繰り返している。
ミネソタ州メイヨークリニック睡眠障害センター不眠プログラム部長ピーター・ハウリ博士は、「問題なのは睡眠時間ではなく、翌日の体調の方が重要であ る」」と言っている。また、「例えば、4時間しか寝ていないが日中元気な人がいる。こういう人は不眠症ではない。」
たまに寝れない夜があっても人生が台無しになるわけではないが、眠れない夜が続くことは大変な問題である。
深夜勤務は20世紀最大の労働災害の1つだとハウリ博士はいう。米国成人の9%を占めていると言われる慢性不眠症の人なら、睡眠不足が感情や仕事、人間関係にいかに大きな影響を及ぼすかわかったいるはずである。

食べ物も影響する不眠症

ハウリ博士は、「不眠症は病気ではなく、なんらかの異常を示す指標にすぎない。」と言っている。不眠症患者の半数は、心理的な問題やうつや仕事のストレ ス、結婚生活などの原因をかかえている。また、アレルギーや慢性な痛みも原因となるが、この場合は治療することで症状を改善することで眠れるようになる。 その他の原因として、環境要因や睡眠習慣(週末夜深しする)、生活リズムのくずれも原因となる。
「食べ物も睡眠に大きな影響を及ぼす。上記の要因を除外して研究したところ、ある種の栄養素が睡眠の質を改善する可能性があることが認められた。」と ノースダコタ州米国農務省グランドフォークス人類栄養学研究センターのジェームズ・G・ペンランド博士は言っている。

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しわ

しわを伸ばすビタミン・ミネラル

皮膚は長年酷使すると弾力性が落ちてしわができる。笑ったり泣いたりという顔面の動きもしわの原因だが、なによりもしわをつくりやすいのは日光で、日光さえなければ80歳代になってもなめらかな皮膚が保てるという。
日光にあたると、皮膚の外側と内側から悪影響が出る。まず表皮に影響し、死んだ細胞の層をつくり、皮膚のきめがあらくなる。次に真皮の上層が薄くなって 弾力を失ってしわが出やすい状態になる。真皮をつくっているコラーゲンやエラスチンが壊れて、たるみの原因になる。
からすの足あとや笑いじわができても、しわだらけの顔に一直線に進むわけではない。直射日光を避け、タバコを吸わずに正しい食生活をすれば、新しいしわを出さずにすむだろう。いくつかのしわを消すこともできる。

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物忘れ

脳の働きをよくするビタミン・ミネラル

脳の中では、数千億個ものニュートロン(神経細胞)が互いに手を伸ばしてからみ合っている。神経細胞の中を伝わる信号が隣の細胞に伝わるには、ドーパミ ンやノエルピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質が必要だ。神経伝達物質がなければ、脳の中に蓄えられた記憶が呼び出せなくなってし まう。

記憶力の維持には栄養状態が重要

神経伝達物質がつくられるためには、ビタミン・ミネラルが必要である。記憶力の維持には、栄養状態が重要であるのだ。アメリカ人は十分な量の食事をとっ ているが、すべての人が正しい食生活を送っているわけではない。体に必要な栄養素の量は、所要量よりかなり多いと考える専門家もおり、所要量を満たしてい れば大丈夫とはいい切れない。
栄養たっぷりの食事をとっていても、体が栄養素を吸収していないこともある。高齢者の5人に1人は、ビタミンB12をうまく吸収していないとコロラド大 学健康科学センター医学部内科教授のサリー・ステイブラー医博はいう。十分な栄養がとれないうえに、吸収が低下しているのであれば、物忘れは避けられな い。

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肥満

栄養素をとってスリムになる

全米のある調査によると、体重を減らしたいと思ったときには女性の84%、男性の77%がダイエットをするという。しかし、アメリカ人の肥満度は上がりつづけ、いまや国民の56%が太りすぎた。
では、あきらめるかというとそうではない。アメリカダイエット協会前理事の公認栄養士ジュディ・ドット氏は「正しい方法でダイエットをすれば成功します。」と言っている。

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脱毛

ふさふさした毛を保つには

けがや、栄養の少ない食事、出血量の多い月経などが原因で鉄を失うと、様々な現象が現れる。鉄が補給されるまで毛髪がつくられないのもその1つである。
鉄の吸収はビタミンCによって促進されるため、鉄50mgにビタミンC100mgの割合で摂取するとよい。「この量のカプセルを1日1回、髪が正常に戻 るまで飲み続けるようすすめている。」とインディアナポリス、インディアナ大学医学部生化学・分子生物学助教授のアレクサンダー・ゼムツォフ博士は言って いる。
毛髪の発育にはビタミンC、鉄、ビオチン、葉酸、亜鉛など、様々な栄養素がかかわっているため、マルチビタミン・ミネラルのサプリメントを摂って栄養のベースを確保しておくことが大事である。
「たとえばビオチンは、髪の発育を促進して、強い髪をつくり、抜け毛を減らすが、他の栄養素にも同じような働きがある。」とオハイオ州にあるクリーブラ ンドクリニック皮膚病理学・皮膚研究科部長の皮膚科医ウィルマ・パーグフェルド医博は言っている。

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