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ビタミンB12(コバラミン)

特徴

一度使われた葉酸を元に戻す働きがある

体内での働き

  • 代謝の早い細胞の血球、消化管上皮細胞、神経系に重要
  • ビタミンB12酵素がメチルマロニンCoAからスクシニルCoAを生成
  • 糖質、脂質、蛋白質の代謝を促す
  • 糖質の脂質への転換を促す
  • ビタミンB12酵素が葉酸と共同してメチル基転移に働く
  • ビタミンB12酵素が水素転移反応、水素運搬体として働く
  • 遺伝情報を伝えるDNA、RNAの合成、蛋白質の合成を助ける
  • 赤血球、白血球の生成に働き、悪性貧血を防ぐ
  • リン脂質合成に働く
  • 神経鞘のミエリン脂質を形成
  • 食物中の葉酸結合物から葉酸を離し、移動と貯蓄を助ける
  • 鉄やビタミンB5の働きを助け、葉酸の再利用やコリン生成を助ける
  • β-カロチンの吸収とビタミンAへの転換
  • ビタミンAの組織への配置を助ける
  • 組織の成長と修復
  • 骨髄の正常な機能に関与する
  • 睡眠と覚醒リズムに関与する
  • 精子形成に関与する

こんな方に

  • 食欲不振
  • 疲れやすい
  • 虚弱
  • 顔が蒼白い
  • 舌が赤くただれ痛む
  • 手足がしびれたり、痛んだりする

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物忘れ

脳の働きをよくするビタミン・ミネラル

脳の中では、数千億個ものニュートロン(神経細胞)が互いに手を伸ばしてからみ合っている。神経細胞の中を伝わる信号が隣の細胞に伝わるには、ドーパミ ンやノエルピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質が必要だ。神経伝達物質がなければ、脳の中に蓄えられた記憶が呼び出せなくなってし まう。

記憶力の維持には栄養状態が重要

神経伝達物質がつくられるためには、ビタミン・ミネラルが必要である。記憶力の維持には、栄養状態が重要であるのだ。アメリカ人は十分な量の食事をとっ ているが、すべての人が正しい食生活を送っているわけではない。体に必要な栄養素の量は、所要量よりかなり多いと考える専門家もおり、所要量を満たしてい れば大丈夫とはいい切れない。
栄養たっぷりの食事をとっていても、体が栄養素を吸収していないこともある。高齢者の5人に1人は、ビタミンB12をうまく吸収していないとコロラド大 学健康科学センター医学部内科教授のサリー・ステイブラー医博はいう。十分な栄養がとれないうえに、吸収が低下しているのであれば、物忘れは避けられな い。

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貧血

貧血とは・・・

貧血とは、血液中のヘモグロビンや赤血球が減少した状態のことで、皮膚が蒼白くなり疲れやすくなる。そして、息切れや心拍数の上昇があらわれ、集中力が 持続しなくもなる。このような症状は、全身の酸素が不足することで引き起こされる。心拍数が上がるのは、心臓がより多くの血液を送り出そうとするためであ る。
また、栄養素の不足による貧血もある。一般的には鉄(Fe)欠乏があるが、その他に葉酸(ホラシン)、ビタミンB12(コバラミン)の不足も原因とな る。まれには、銅(Cu)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB6(ピリドキシン)、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビ タミンE(トコフェノール)の不足も貧血を引き起こすことがある。

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