「亜鉛」タグアーカイブ

かぜ

かぜとは・・・

空気中には、サッカーボールの形をしたライノウィルスが入っている粒子が飛んでいる。これがついた指で鼻を触ったり、粒子を吸い込んだりすると、ウィル スが粘膜にとりつく。そして、食道から胃に落ちなかったウィルスは、のどの粘膜のなかでも守りの手薄な部分を見つけて細胞内に侵入して、細胞に自分のコ ピーをつくる。このコピー能力は高く、2~3時間に10万個以上のウィルスを作り出す。
がぜの治療が難しいのは、ウィルスが細胞の一部になってしまうためである。感染部分に白血球が押し寄せ、ウィルス細胞の破壊にとりかかる。この血液が押 し寄せるために、副鼻腔が腫れあがり、ウィルスを封じ込めるためにつくられる粘液が鼻水や咳の原因となる。
この期間は約7日間以上にわたるが、ビタミンCならこの期間を短縮でき、また予防にも役立つ。

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物忘れ

脳の働きをよくするビタミン・ミネラル

脳の中では、数千億個ものニュートロン(神経細胞)が互いに手を伸ばしてからみ合っている。神経細胞の中を伝わる信号が隣の細胞に伝わるには、ドーパミ ンやノエルピネフリン、セロトニン、アセチルコリンなどの神経伝達物質が必要だ。神経伝達物質がなければ、脳の中に蓄えられた記憶が呼び出せなくなってし まう。

記憶力の維持には栄養状態が重要

神経伝達物質がつくられるためには、ビタミン・ミネラルが必要である。記憶力の維持には、栄養状態が重要であるのだ。アメリカ人は十分な量の食事をとっ ているが、すべての人が正しい食生活を送っているわけではない。体に必要な栄養素の量は、所要量よりかなり多いと考える専門家もおり、所要量を満たしてい れば大丈夫とはいい切れない。
栄養たっぷりの食事をとっていても、体が栄養素を吸収していないこともある。高齢者の5人に1人は、ビタミンB12をうまく吸収していないとコロラド大 学健康科学センター医学部内科教授のサリー・ステイブラー医博はいう。十分な栄養がとれないうえに、吸収が低下しているのであれば、物忘れは避けられな い。

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肥満

栄養素をとってスリムになる

全米のある調査によると、体重を減らしたいと思ったときには女性の84%、男性の77%がダイエットをするという。しかし、アメリカ人の肥満度は上がりつづけ、いまや国民の56%が太りすぎた。
では、あきらめるかというとそうではない。アメリカダイエット協会前理事の公認栄養士ジュディ・ドット氏は「正しい方法でダイエットをすれば成功します。」と言っている。

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白内障

水晶体の濁りを一掃しよう

白内障は、水晶体という目のレンズに含まれるたんぱく質の透明度が下がり、濁る状態をいう。喫煙や糖の蓄積、長年の直射日光が原因となる。多くの専門家は、濁りの原因は活性酸素だと考えている。

水晶体を守る栄養素

水晶体は、活性酸素の攻撃にかかわらず自衛手段を持っているが、守りを固めるには栄養素が必要だ。ビタミンC、ビタミンE、β-カロチン、セレン、亜 鉛、銅は水晶体を守る働きがある。ビタミンB2やビタミンB12などのビタミンB群、システイン(アミノ酸の一種)も水晶体を保護するようだが、それを示 すデータは少ないとユタ大学医学部眼科学部長で教授のランダル・オルソン医博はいう。
小規模だが、サプリメントの効果を認めた研究がある。ハーバード大学の研究によると、マルチビタミン・ミネラルのサプリメントを規則正しくとる医師が白 内障を患う率は、とらない医師の約4分の1だった。カナダの研究では、サプリメントで白内障が約40%減少した。

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骨粗鬆症

骨太でいられる方法とは

アメリカでは骨粗鬆症による骨折が毎年150万件以上発生する。脊椎骨や前腕、手首、股関節の骨折が多い。骨を折れば背中が曲がり、股関節部を骨折すれば歩けなくなったり、死に至ったりする。
全米女性保護評議会の評議員ルース・S・ジャコボウィッツ博士は、「若いことから栄養をとって運動するだけで予防できる。高齢の女性でも、骨密度を高めることができる」と語っている。

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